【登壇者】
NAP建築設計事務所 中村拓志

【チャプター】
00:00 導入
06:28 中村さん自己紹介
27:12 お互いの印象について
31:01 組織と経営マインドと承継
40:26 クライアントと仕事
54:25 人材と組織
01:03:45 独立してから変わってきたこと
01:13:43 投資と営業と未来へのビジョン
01:23:25 クロージング

【キーフレーズ・キーワード】
・建築家になろうとおもったは小学4年生のとき
・建築というもので地域経済学を実践しているのではないかと、いま思う
・隈さんに相当大きな影響を受けている。フィロソフィーベースでは受け継ぎながら、自分のスタイルを模索していった
・隈さんにどういう作家性でいったらいいでしょうか、と聞いたら、そんなのどうでもいいじゃんと返って来た。自分の好きなことをやれば良いと言われて、そうかと
・少年時代に野山を駆け巡っていたころの経験が、自分の建築に出てきているのかもしれない
・父親の影響で、高校の時から日経新聞を読んでいた。3紙くらい新聞を読んでいた
・これからの建築の市場はどこにどれくらい開かれていくのか、という市場の方向と自分のやりたいことの一致を考えていた
・新聞を読んでいると、住宅作家は今後そうとう縮小するということは、当時から分かっていた
・自分の好きなことで満ち満ちているのだけど、一方で市場ある場所に向かってもいる
・建築の仕事って、常にバブルのところにある
・自分じゃないもの、そういう存在が建築を豊かにしてくれると思っている。自然もそのひとつ
・建築家の建てた建物が再度売れていくという市場がとても大切で、建築家自体の価値につながっていく
・引っ越します。これからスタッフさんにどうやって来てもらうか。働いて楽しいという環境をどうつくるかだと思う
・月に1回、税理士さんと話すときは完全に経営者のマインドになっているけど、あとは混じり合っている感じ
・自分のやりたい建築をずっと続けていきたい、楽しいことをやり続けたいので、それと経営が両立するところを無意識に探しているのかもしれない
・承継を考えなければならないなと思い始めた。自分がどれだけ下がっていくかを考えている
・自分が培った哲学を明文化しなきゃいけないし、それを発展させてくれるひとに承継してもらっていく
・その方が楽しいんじゃないかな。自分が想像もできないところへ発展させていってくれる人がでてきて、それを見ていくことは楽しいんじゃないか
・仕事はそこから生まれる。これまでの建築家の作家性は、経済や市場の環境から生まれてくる
・クライアントと並走しているなかで、それがいつの間にか自分のやりたいことになっちゃってる
・なにもない自分に誰が仕事をくれるのか。どうやってお客さんを集めて、お客さんのブランディングにどう役に立つかを考えていた
・若いひと、そのときにやれる仕事というものがある
・住宅建築には賞味期限がある
・プロデューサー仕事、というフェーズがある
・先鋭化するのではなく、中庸化することで得られる豊かさ
・マイクラやってる子供たちが建築家になりたいって言ってる、って聞きますけどね
・今は生の情報、人から聞いた話とか首都高走っているときの景色なんかから読んでいる
・それがアトリエの良さだと思っていて、組織設計に対抗するにはそれだと思う
・むしろこの組織が持続的になっていくためには、もっとスタッフが脚光を浴びるような感じにしていきたい
・M&Aに値するような、そういう先鋭化されたブランディング
・肌に触れるもので愛着はつくられていく
・事務所にキッチンを作って月に1回食事会をしたり勉強会をしたり
・建築にとって必要だと思うものには投資をするのに躊躇しない
・お施主さんのために最大級の情熱をもって建築をつくることが、最高の営業だとおもう
・頑張っていたことを必ずみてくれる人がいて、必ずお仕事がそこから来る