【登壇者】
建築家/起業家 谷尻誠さん(SUPPOSE DESIGN OFFICE)

【キーフレーズ・キーワード】
・なんで僕ら設計者って、設計料だけで食べていこうとしているのだろうか
・すごい能力高い人たちばかりなのに、なんでその高い能力をつかってビジネスしていないのかな
・社食堂をオープンしたとき、友達に「谷尻さんってベンチャーだよね」と言われて気づいた
・ライバルは?と聞かれたときに、同業者しか答えられない。アップルとは答えないよね。それは業界としてちょっと悲しい
・能力は高いのだけど、使い方が分かってないだけ。勉強できてもお金稼げるかというとイコールじゃない
・お金があってもセンスがなければ品が無くなる
・物事って、あらゆるものの使い方を間違うとだめになる
・会社って、作るのはすごく簡単じゃないですか
・建築事務所ってボスがいないとダメ、という動き方をしがち。社長がずっと会社にいたら、仕事は生まれない、未来は生まれない
・基本はチーム戦。バスケットやってたときの経験が活きている。周りを活かしていかないと勝てない。経営も一緒
・スタッフに任せるって、めちゃめちゃ難しい、思い通りにはならない、遠回りにはなってしまう
・仕事を頼まれる環境ができていないのに、仕事ができるわけ無いじゃないですか
・いいもの作っても誰も取り上げてくれなかったら、誰にも知られない。悲しいかな、検索されなかったら、無いのと一緒ですよね
・むかしから一緒、その存在を知ってもらわない限りは、仕事を依頼してもらえない
・要は、伝えないと意味が無い。伝わってないと意味が無い。伝えようとしていても、伝わってなかったら、ゼロですよね
・一番最初は、フライヤー作って、広島のおしゃれなカフェに置いてもらっていた
・仕事を受託しないと生きていけないと思っているとしたら、仕事の作り方に対しての意識が低い
・投資慣れしていない。リスクを負うことに慣れていない
・自己投資が一番大事。たとえば身銭を切って高級ホテルに泊まること
・上手くいかないことは良いこと。課題がはっきりするということだから
・10年THINKを続けて分かったのは、アーカイブはすぐには作れないということ。継続することでした達成できないこともある
・比較優位性。建築作品の良さには、評価するひとの好みが反映される。だから作品の良さ以外のところで、評価軸を追加できるような活動をする
・選ぶ側に立ってみれば、どっちを選ぶかは自明のことじゃないですか
・ダメなら事務所たためばいいじゃん、という気持ちもどこかに持っている
・問題がどんどん大きくなってくる、というのは、大きな問題を抱えられる自分になっているということ
・すごく大事なのは、ワクワクしたり自分が楽しいときに、それはなぜなのか、ということを自分で整理している
・僕らがやるべき設計は、ひとにワクワクしてもらうことなので、なぜ人がワクワクするのかということを論理的に理解していないと、設計に落とし込めない
・25万のホテルを人が予約するということは、予約をさせる衝動がそれ以前に設計されていなければならない
・原因づくりをしている
・好きなことをやる、というめちゃめちゃシンプルなことなんですけどね
・自分で経営すれば自分でジャッジできる
・ほとんどの人は自邸をつくるときに、他のひとの事例になるような自邸をつくっていない
・嘘の無い経営が一番強い